先日一時帰国した同僚は無事に隔離無しで日本に入国し、隔離無しでフィリピンに帰国したそうです。飛行機のチケット代高騰やPCR検査代が改善されれば、ぼちぼち週末帰国も出来そうですね。
以前少し触れた通り、2月末に引越しをして、使いもしないのに所有しているクルマも新しい駐車場に移動しました。日本の様に車庫証明などの手続きは私の知る限りありません。
車種はトヨタのVIOSという、マニラで1番いっぱい走っている車で、日本だとさぞかし目立つであろうイカれたメタリックオレンジのボディ色ですら、時々信号で同色のVIOSと隣り合わせになる程度には見かけます。
問題は前オーナー(そこそこ裕福なフィリピン人)によって改造されていて、車高が下がってエアロパーツが取り付けられており、フィリピンの劣悪な道路事情ではリップスポイラーや腹を擦りまくる事です。
フィリピンの舗装の技術が低いのか、そもそも段差を減らそうという発想が無いのか(後者の可能性が高いと思います)、首都圏の市街地ですら、10cm以上の段差に出会うことがしょっちゅうです。
そんな環境でなぜ前オーナーがありふれたVIOSを、海外製のお高い調整式の足回りを組んでまで車高短にしたのかは謎ですが、購入した時は確かに格好良かったです(笑)。
さて、フィリピンの首都圏では、多くのコンドミニアムに居住者用の駐車場がありますが、ほぼ全ての建物はエントランスから地下〜低層階の駐車場にスロープを通って入っていくタイプだと思います。日本の様な敷地内屋外平置き駐車場や機械式の立体駐車場は少ないですね。
フィリピンの道路事情よりも厄介なのがこのフィリピンの建物内のスロープです。
そもそも車高が低いクルマが極めて少なく、大人数が乗れるミニバンやSUVがほとんどなので、傾斜や段差がエグいんですよねぇ。
新しい車高短VIOSの置き場は5階なので、地上階の出口までに4つのスロープを経由しますが、リップスポイラーを擦ったり腹を擦ったりと、非常に不愉快な状況になってしまいました。(登る時は大丈夫なのに降る時は必ず擦ります)
という訳でやむを得ず車高を上げました。格好悪いけど精神衛生上クルマに乗って自宅から出発するたびにクルマのどこかがすり減っていくのは避けたいので。。。
ちなみに現在とある自動車部品メーカーの海外拠点で技術統括マネージャーとして勤めているwanですが、大学を出て就職した最初の会社では日本の自動車改造部品メーカーの設計を5年、品質保証を2年やっており、毎日仕事でクルマを弄ってましたので、一応元プロです(笑)。
フィリピンの(高級な部類に入る)都心コンドミニアムの駐車場で自分でクルマを弄っている住人はほぼ皆無なので、私がセキュリティや他の住人から奇異の目で見られているのは自覚しています。
。。。だってフィリピンの整備工場のメカニックはレベルが低すぎてクルマを触らせるのが怖いんですもの(笑)。
という訳で日々のストレス軽減と引き換えに、少し車高が上がってカッコ悪くなったオレンジVIOS君でした。フィリピンで改造車に乗る日本人は少ないと思いますが、駐車場のスロープは要注意です。
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