東南アジアの工場に赴任って地雷なのでは?と思われる方も多いと思います。
安全面、生活面や経済面から実情を少しだけ書いてみたいと思います。
⑴安全面について
おそらく大手の企業ほど、治安と駐在員の安全確保には神経質だと思います。駐在員が赴任先で事故に遭ったりすると、企業としても色々と面倒なので、安全確保の為のコストに糸目はつけない為、住む場所や移動手段は安全で少し不自由なものになるでしょう。
具体的には、勤め先の駐在員皆が同じ高級コンドミニアム(もちろん部屋は別々)に住み、移動は週末でも運転手付きの社用車を使い、タクシーや電車やバスやジープやトライシクルの使用は禁止されていたりします。
この生活で危険な目にあうのは、身代金目的の誘拐か交通事故か、自分で危険な夜遊び等に突っ込んで行くくらいしか想像がつきませんね。
一方比較的規模が小さい会社(私はこっちです)だと、自分である程度部屋を選べたりタクシーなどで移動する事もあります。
それでも都心のコンドミニアムを会社が借りてくれて、毎日の通勤は運転手付きの社用車なので、普通に生活していて危険を感じる事はほとんどありません。
歩いて10分ぐらいのショッピングモール
コンドミニアムの目の前の公園
この辺は夜に1人で歩いても怖くないです。
⑵生活について
これは本当に人それぞれで、フィリピンで自分がしたい食事や趣味をどれだけ追求できるかが勝負だと思います。言葉の問題は常について回りますし、コンビニや通信販売、自動販売機、ネット環境などは日本よりだいぶ不便です。
マニラの市街地で、徒歩圏内にショッピングモールや飲食店が多数ある様な場所に居を構えれば日本食、イタリア料理、スペイン料理、中華料理のレストランに日替りで行っても飽きることはないと思います。自分で料理するならスーパーマーケットで大抵のものは手に入りますし、見慣れない食材に挑戦してみるのも面白いです。
趣味がゴルフやダイビング、サーフィンなら日本より恵まれた環境だし、釣りも出来ます。写真を撮るのも目新しい環境では楽しいですし、テレビは有料のケーブルを契約すれば大抵のチャンネルは見られます。超高速インターネットが必要なネットゲーム。。。は難しいかもしれません。読書は最近はKindleで買えるものが増えてきたし、音楽も機器さえ用意すれば問題ないでしょう(電圧の違いは変圧器と安定化装置で乗り切れます)。
交通事情が悪いので、ドライブやツーリングは少しハードルが高いですね。
友人と○○、家族と○○という類の趣味、ウィンタースポーツ、車やバイク、超高速インターネットが必要な趣味以外なら大抵のことはフィリピンでも出来そうです。
釣りも数ある趣味の一つです
⑶経済的なもの
これは他の国に赴任するのとあまり変わらないか、恵まれていると思います。物価が安い分自己負担は少ないです。よくある海外赴任(単身)のパターンだと、赴任の手当分で現地の自分の生活は出来てしまう様です。
私は転職と同時に赴任したので、赴任前との直接比較は難しいのですが、駐在員で経済的に厳しいと言う人をあまり見たことが無いので、多分マイナスになる事は無いと思います。
北米や欧州なんかだと手当は出るけど家も車も自分持ちで、物価も日本と同じくらいのケースが多いと思いますので、フィリピン赴任は経済面ではむしろ恵まれているのではないかと思います。
お金の話
https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2018/08/24/223921
フィリピン赴任について②
https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2020/12/22/052914
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