南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

海外の日本人駐在員と日本の外国人労働者

色々と忙しくてずいぶん久しぶりのブログになってしまいました。日本はお盆休みですね。

台風の影響を受けずに皆様が楽しく連休を過ごせる事を祈りながら頑張って働いています。。。

 さて、わかりにくいタイトルの記事ですが、日本人が海外で働いていると「海外駐在」とか「海外赴任」と表現する事が多いと思うのですが、何故か外国人が日本で働いていると「外国人労働者」と呼ばれるのが一般的だと感じます。何かアンバランスな感じがしますねぇ。

 先日一時帰国した際に、日本で働いているフィリピン人の友人と食事をする機会があり、日本での生活や仕事について聞いて少し思うところがあって記事にしてみます。

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ちなみに彼女は20代後半でフィリピンの大卒、日本に渡る前はフィリピンの日系企業の製造主任のようなポジションで働いていた優秀な子です。タガログ語と英語は当然として、ここ数ヶ月で日本語の日常会話まではマスターしています。

 現在の会社では、機械設備の英語取説を作ったりしているそうです。

 日本に渡って2か月くらいでちょっとホームシック気味のようですが、地方都市の郊外にある会社にアパートから自転車で通勤しながら、日本の生活を楽しんでいるとのことでした。

 彼女の場合、技術者として期間契約(1年間)で勤務しており、来年半ばにはフィリピンに帰るとの事です(もちろん合法的にビザを取得して働いています)。彼女のイメージと「外国人労働者」という言葉が私には違和感がありますね。

 学歴職歴や技術的なバックグラウンドがあり、複数の言語を扱える上に、地方勤務を厭わず有期契約で日本で働く彼女の様な「外国人技術者」はこれからどんどん増えていくのではないでしょうか。

 日本人というだけで特別な技能やモチベーションを持たない求職者が彼ら優秀な外国人技術者と同じ土俵で採用枠を争うのは、今後ますます難しくなっていきそうな気がします。

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 どんな仕事を選ぶかはもちろん重要ですが、「どこで」仕事をするのか、海外も含めて考えるという点では日本人に比べて東南アジアの人達ははるかに広い視野と選択肢を持っている気がします。

 まだお若い(もちろん年配でも家族がいてもですが)皆さん、地元は居心地が良いのは充分わかりますが、世の中には日本を離れて働くという選択肢も有るという事を是非頭の隅に置いておいてくださいませ(笑)。

 

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