南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンでにわか車ブログ④

 

市販車の設計は正しく進歩しているのか?

こんにちは、不良駐在員のwanです。

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大学を20世紀末に卒業してから、20数年、一部の期間を除いて概ね自動車業界に身を置いて勤めて来ました。在学中に初めてクルマを購入してから26年で30台ほどの間、所有した中で最も古いクルマは1970年代の設計の物で、一方最近フィリピンで購入したViosは2016年式なので、設計年代はもはや半世紀近い差がありますね。果たしてクルマは何か変わったのでしょうか。

 

ご参考までに、所有した中で最古のクルマは1980年式ポルシェ928、新車価格は大卒初任給が11.5万円だった時代に1,300万円ほど(笑)だったクルマらしいです。なんかViosと比較して良いのか疑問が(汗)。

40年以上前の設計(1977年発売)ですが、エアコン、パワステ、パワーウィンドウは付いていたし、パワーも4.5LのV8なので充分。

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ちなみにこの画像は、「サーキットの狼ミュージアム」さんから借りて貼り付けましたが、実は私が所有していた個体そのものだったりします。私の次のオーナーさんがキレイに修復して寄贈されたそうで。。。

 基本的に走る、曲がる、止まることに関してこの40年、クルマは何も変わっていないと私は思います。エンジンもレシプロのまま(一部ロータリー等の例外を除き)、ブレーキも40年前からディスクブレーキだったし、操舵系もラック&ピニオンだし。

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この40年間、クルマ屋さんは一体何を進化させてきたのか?1970年代からクルマは手作りの工芸品から大量生産の工業製品へ変わり、電気系の装備が飛躍的に増えて、燃費とコストは改善し、耐久性や信頼性も圧倒的に向上してきたと思います。

軽量な高張力鋼製のモノコックボティやプラスチックを多用する事で、軽量高剛性なボティが出来、高効率エンジンで排気量あたりの出力は上がり、結果的に機械としての効率がよくなった。しかし相変わらず4つのタイヤで地面を走り、加速に使ったエネルギーを熱に換えて止まり(最近のハイブリッド車は回収して動力に戻してますね)、前の2輪に角度をつけることで行きたい方向に曲がっています。


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この2台、おそらく価格帯も近く排気量も同じ、年式は27年差がありますが、思ったより見た目も差が無いですかね(笑)。

 

自動車業界でメシを食ってる一員として適切な感想なのかはわかりませんが、クルマの進化って燃費とか効率じゃない様な気がします。あと10年もしたら、エンジンはモーターに取って代わられてしまうのかも知れませんが。。。

 

毎度取り留めのない雑感で申し訳ありません。フィリピンとも全く関係無かったですね。

 

その③

https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2021/07/06/203655

 

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