南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンのPCR検査について

 久しぶりにコロナウィルス事情をネタに記事を投げてみようと思います。フィリピン在住の方は既にご存知の内容ばかり、日本にいる方にはあまり役に立たない内容ばかり、相変わらず誰得なのか不明な記事になりますが、気が向いたらお付き合いください。

f:id:wanaki928:20201206082711j:image

まず用語解説から。「コロナウィルス」でも通じますが、当地で新型コロナウィルスを指す言葉としては最もよく使われるのは「COVID 19(コビッドナインティーン)」です。また「PCR検査」は「SWAB TEST 」、「抗体検査」は「Rapid Test」と呼ぶ事が多いです。「陽性」「陰性」はそれぞれ「Positive」「Negative」。

 で、写真の書類がPCR検査で陰性だったという証明書になります。住所氏名年齢と検体採取日時と判定日時が記載されており、これを持っていると「検体採取時点ではコロナウィルスに感染していなかった」と見なされます。偽陰性のケースや感染直後でまだウィルスが検出されていない場合などのリスクが日本では取り沙汰されていましたが、フィリピンではあまり聞きません。

 私の場合、7月半ばに現地人の同僚が喘息の症状で医者にかかって陽性判定、会議などで接触があったため他の同僚と共に1回目のPCR検査を受けました。この際は人数が多かった為医療機関が会社に来てくれて、会社の敷地内屋外での検体採取初体験となりました。ちなみに検査キットに余裕があったので、同時に抗体検査(10分で結果が出る)も受けました。PCR検査の判定は3日後でもちろんどちらも陰性。

費用はPCRが5000ペソ、抗体検査が1500ペソくらいだったと記憶しています。

※この時抗体検査で陽性になった従業員が多数発生し大騒ぎになったのですが、PCR検査は皆陰性で、いかにフィリピンでの抗体検査があてにならないかを思い知りました。

 続いて10月初旬に、「コミュニティ隔離の影響で日本に帰国できず、年次健康診断をフィリピンで受ける」事になった際に、院内感染対策でまずPCR検査を受けるというルールに基づいて、BGC(ボニファシオグローバルシティ)の某有名病院で2回目の検査。朝イチの検体採取で検査結果は当日夕方には病院のサイトから検査時に貰ったアカウントを使ってネット上で見る事が出来ました。(健康診断の結果もネット上で書類が届く前に見る事ができました。) 陰性。健康診断のコースによるものの、私の受けたコースではPCR検査代は無料でした。

f:id:wanaki928:20201206093249j:image

写真はBGCの金持ち病院。設備は整っています。

 最後(になるといいなぁ)はつい先週12月初旬にまた社内の同じ事務所で仕事をしている現地スタッフが味覚喪失で即PCR、陽性判定→接触者追跡で更に2名が陽性判定。→もうこの事務所の残り全員(14名)でまた会社敷地屋外PCR検査、という流れで3度目の受検になりましたが、これは無事に全員陰性判定(翌日夕方結果連絡)となりました。

 そんなわけで、フィリピン在住の日本人の皆さまが平均でどれくらい検査を受けているかはわかりませんが、私個人的には3回も受けて、検査にすっかり慣れてしまいました。(費用は全部会社が負担してくれました。)

f:id:wanaki928:20201206091103j:image

今までに受けた検査の結果証明書たち

検査そのものは検体採取時点での陰性を確認するだけなので、例えば極端な話、検査の帰りに立ち寄ったコンビニで感染すれば結果そのものは全く意味がないのですが、陰性の結果を複数回受けると、現在の生活環境や自分自身に課している対策で感染を防げているという安心感が出てきますね。

f:id:wanaki928:20201206092331j:image

 フィリピンの不自由なコミュニティ隔離生活もそろそろ9ヵ月目、年内の解除は無いそうなので色々我慢する事も多く、また日本でも第3波の到来が取り沙汰されております。皆様くれぐれも健康と安全にご留意くださいませ。

 

#フィリピン #コロナウィルス #COVID19 #PCR検査 #費用 #コミュニティ隔離 #駐在員