よく聞くフレーズですね。「フィリピン人は嘘つき」って。
私の経験から考えると、日本人と一緒で嘘つきもいれば正直者もいます。当たり前ですが。
先日中古車の購入を前提にフィリピン人(小さなビジネスオーナーやカーショップのオーナー)と交渉をしたのですが、「嘘つき」というよりは「適当」な印象です。悪意は無いし、色々頑張ってくれるのですが、作業内容やクオリティはとても低い印象でした。
ディーラーで新車を買って普通にディーラーで整備をしている方が日本人には良いでしょうね。。。最悪日本のお客様相談室に問い合わせるという手も使えるでしょうし(笑)。
色々話した結果、クオリティや安心を求めるなら全部自分の目で確認して、交換部品や交換方法、整備内容を一つ一つ決めないとこの国で古い日本車をキチンと維持するのは難しそうです。
内張を外してみると、配線を切断して適当に電線を捻って繋いでテープが巻いてある、なんて修理がざらに発見されます。日本の整備工場の様にサブハーネスを交換したり、圧着端子で繋いだりしませんので、ある日突然断線や接触不良、最悪煙が出るなんて事も充分に考えられます。
で、何が言いたいかと言うと、「電線を捻って繋いでテープを巻いた」状態を「修理した」と言うのは果たして嘘なのか?って事(笑)。
お金を取ってプロとしての作業とクオリティを求めていれば、「こんなの修理じゃない!」となるし、「機能していなかったものがとりあえず動くようになった」と言う意味では「修理した」となるでしょうかね。
結局のところ、英語能力の問題も有り要求されるレベルやビジョンがすれ違ったままで何らかの契約や約束事をすると、結果もすれ違ってしまうし、我々日本人同士での「言葉にしなくても伝わる当たり前」はほぼ間違いなく【伝わっていません】ので、充分にご注意下さいませ。
余談ですが、「若いフィリピン人の女子に騙された」ってありがちな話もおそらく似た様なものだと思います。
「I love you (including your economic power)」外国人とお付合いするフィリピン人女子が「経済力も含めて貴方が好き」と言うのは彼女達にとって当たり前だと私は思いますよ(笑)。そこに悪意も嘘も無いけど、経済力を失ったり金払いが悪くなったらその子が次の相手を探すのは当たり前だと思います。
本当に伝えたいこと、求めている事はきちんと言葉にして、伝わっている事を何度でも確認し、ビジョンを一致させてから物事を進める様に心掛ける事で、「フィリピン人に騙された」「フィリピン人は嘘つき」と言う日本人が少しでも減ることを切に願っています。。。
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