前回の更新から10日ほどですね。この数日でだいぶ状況が変わっています。
3/12(木)午後にまず大統領令で公衆衛生警戒レベルを最高レベルに引き上げ、3/15(月)からメトロマニラ全域全学年の休校と対象国(地域)からの入国、域内陸空海路の制限等を発表しました。
さらに3/14(土)夜にメトロマニラ開発公団が首都圏夜間外出禁止を発表、発効は3/15(月)。
この辺からLockdown (閉鎖)、Community Quarantine(コミュニティ隔離)といった言葉が使われる様になりました。
ただ実際には地区によってかなり差があり、いきなり大規模な検問で大渋滞が発生した場所もあれば、簡易温度計で熱を測るだけの検問もあり、またマニラから南に向かう高速道路には全く検問が設置されていなかったりと、3/16(月)時点では移動制限にはあまり実効性を感じなかったと言うのが正直な感想です。
その後3/16(月)夜にコミュニティ隔離処置をさらに強化するとの大統領報道官発表があり、(1)対象地域をルソン島全域に拡大、(2)交通機関の停止、(3)食糧、医療、公共およびインフラ以外の物流停止 等が盛り込まれました。
また出入国関連では、3/17に出国希望の外国人は発効から72時間以内に出国する事、その後はコミュニティ隔離が解除される予定の4/13まで出国禁止(3/18に撤回、いつでも出国可となった)、フィリピン人の観光目的での出国全面禁止等が発表されました。
実際仕事で3/18までマニラと南側の工業団地間を毎日移動をしていましたが、日々検問が強化されていき、高速道路の封鎖や行先、ID、体温の確認、許可証提示の要求等の情報が多くなってきた為、3/19より自宅勤務に切り替える事にしました。
3/19時点で外を走っている車は少なく、渋滞は検問がある場所のみ、外を歩いている人も少ない状況です。また夜間外出禁止は継続しており、20時〜翌5時に外を歩いていると職務質問の対象になるそうです。
3/20現在食品、日用品などの物流には大きな影響は出ていない様子で、生鮮食品もスーパーでの購入が可能でした。しかし営業時間が限られているせいか、スーパーの入口とレジには長い列ができておりマカティ市内での食材の買物には非常に時間がかかる状況でした。
経済特区(いわゆるPEZA, Philippine Economic Zone Authority)の操業については各地の工業団地毎に状況が異なるようで、地方自治体からの指示も差がある状況です。私の知る限り、老舗のCEZ(カビテ市)は閉鎖中、LIP(リパ市)は一旦閉鎖したものの再開?、ラグナ市やバタンガス市は各企業の判断により一部の工場は引き続き稼働している様子です。
この数日は情報が錯綜しており、合法的に生活(かつコロナウィルス拡散防止に協力)するには、自宅に引き籠るのが1番、と考えられます。
フィリピンに関連する皆さん、世界中の皆さんも体調管理に気をつけこの世界規模でのウィルス災害を乗り切っていきましょう!
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