ストレスが全く無い生活ってどんな感じなのでしょうね。私自身は30代前半のピークだった頃に比べて、ストレス管理がだいぶ上達したと思っているのですが。皆さんこんにちは、フィリピン駐在員のwanです。
珍しくちょっと重たいネタになりそうなので、なるべくさらっと思うところを書き込んでいきたいと思います。
どんな記憶も当時乗っていたクルマと結びついているのがお恥ずかしい限りなのですが、振り返ってみると2005-2007年くらいが1番自分のストレスをコントロール出来ていなかった時期じゃないかなと思います。もう15年以上前の話ですね。当時はこの青いアウディA4に乗っていたような気がします。
2001年に結婚して、2002-2003年ごろに家を建てて2004年に犬を飼い始め2005年に長女が誕生。大手企業に転職して色々と忙しい人生の転機だったのでしょうか。世間一般では幸せいっぱいなイベントが多かった時期な筈なんですけど。当時のクルマは自分用のポルシェ928S4、嫁様用のユーノスロードスター(初代)、家族用のアウディA4って感じだったと思います。
この頃から、家族のために自分が頑張らなきゃとか、仕事でミスをしちゃいけないとか、自分は上手くやっているはずだとか、変なプライドのせいで、気付かないうちにストレスを溜めまくっていたんでしょうね。医師の診断を受けた事は無いんですが、熟睡するために睡眠薬に頼る様になり、「怒る」感情を全くコントロール出来ていなかった様に思います。今にして思えばよく嫁様に見捨てられなかったなぁと。
確か家族用のクルマをこの赤のZ32に替えた頃に、嫁様から「なんでそんな事で怒ってるの?」という様な事を聞かれて、ふと我に返った気がします。仕事がストレスなら辞めちゃえばいいし、責任が息苦しいなら時々逃げちゃえば良いんじゃない?と考える様になりました。
釣りを始めたのもこの頃だった様な気がします。ぼんやりと1人で釣り糸を垂らしながら、いくら努力したって釣れない時は釣れない、でもいざという時に備えておかないと魚が掛かった時に後悔するぞ、と(笑)。
結局仕事は辞めずに社内転職の様な形で別部署に異動希望が認められて、娘も話ができる様になり、娘の友達の親関係で近しい友人がたくさん出来てストレスがかなり薄らいだ様に記憶しています。
その後東日本大震災があって色々な影響を受け、仕事は異動先で一段落して、犬が1匹増えて、家族で出掛けることも多くなり、家族用のクルマをキャンピングカーに乗り換えて日本全国を家族で旅する様になり、精神的にどん底を脱した様に思います。キャンピングカーで旅をしたのもストレス管理には良かった様に思います。計画を立てずに、方角だけ決めて家族でいつでもぶらっと旅に出られるのは最高でした。
その後2018年に海外転職(大手企業から海外赴任前提で地方の中小企業に転職)し、フィリピン駐在を始めた時には、「上手くいかなかったらまた戻ればいいじゃん」という穏やかな気分で新しい生活を始められた気がします。
実はフィリピンで無駄なコストを掛けて、使いもしない自家用車を所有しているのも、私なりのストレスマネジメントだったりします。安全面やインフラが未発達なフィリピンで駐在していると、移動に制限が有るのは結構ストレスの元になります。お抱え運転手が24時間待機してくれる様な生活ならまた違うのかもしれませんが、「必要ならいつでもどこでも、自分で運転して行けばいい」と思える状況を作れれば、少しだけ移動の不自由さから来るストレスを減らしてくれます。
健康維持のためになるべく自炊に努めていますが、これもストレスにならない様に「たまにはハンバーガーのデリバリーを頼んでもいい」という程度にズルをしながら楽しんでいます。
「少しぐらいズルしても、楽しても、無駄な事をしてもいいじゃん」と思えるようになってから、ストレスとうまく付き合える様になった気がします。真っ直ぐに引いた線の上を迷わず歩いて行ける強さがあったら良かったのかも知れませんが、私にはちょっと無理そうなので広めに2本の線を引いて、ふらふらしながらも線と線の間からはみ出さない程度に歩いていけたらと思っています。
やっぱり長くなっちゃいましたね(汗)。ブログを書くのも私にとってはストレスマネジメントの一部かも知れません。そこまで深く意識はしていませんけど。
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