南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンでお金と人生について考える

5年ほど前にも似たようなネタで記事を書いています。皆さんこんにちは、フィリピン駐在員のwanです。

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おかげさまでもう6年弱、大きなトラブルも無くマニラで駐在員をしていますが、赴任した時に比べると経済的な状況はずいぶん変わりました。直近2024年1月の為替やお金を取り巻くフィリピンネタを綴ってみたいと思います。

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写真はいつもお願いしているマニラの洗車屋さんに住みついている子猫。

さて、この6年間で駐在員生活に1番大きな影響を与えている変化はやはり為替ではないでしょうか。1ドル108円から143円くらい、3割以上の円安ですからねぇ。100%円ベースで給料を受け取っていて、米ドルを払って生活している方々は大変だと思います。一方ペソは1ペソ2.1円から2.6円くらいで2割強の円安といった状況です。

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私は大雑把に給与を6割日本円、4割米ドルで受け取っていて、円とドルのレートにより毎年日本円での受取額が変動する感じで、フィリピンでは円かドルをフィリピンペソに両替しながら生活しています。ドルとペソの両替レートも絡んでくるわけですね。

そこにフィリピンの物価上昇、つまりインフレ率が絡んで生活費と経済状況の影響を考える訳ですが、まぁややこしいです。ペソベースで考えると感覚的には生活費が2割ほど上がった印象です。

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購入するものによって値上がりの幅はだいぶ異なりますが、この6年間で例えばマルボロ1箱の値段は同じスーパーで85ペソから175ペソと倍以上になっています。一方1番ポピュラーなビール、サンミゲールライトの330ml缶は42ペソから50ペソと2割弱の値上がりです。肉類や野菜類も平均で2割増しくらいの印象ですね。当たり前ですが日本円ベースでの給料はこの6年間で2割も上がっていないので、収支はマイナスだと思いますが、日本の物価と平均給与の動きを見ていると自分の方がまだマシな状況の様にも思えます。

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多少の不自由はあっても、食べたい物を我慢する必要はない(物理的に手に入らない物は多々ありますが)し、家族に会いにたまに日本に一時帰国する程度の余裕はあるし、何とか日本の家族を養い(嫁様も収入があるので胸を張って養ってるとは言い難いですが、笑)、娘の学費も払えているので文句を言ったらバチが当たりますね。

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娘もいつのまにか受験生、あと2か月あまり悔いの残らない高校生活を過ごして、無事に学費の安い志望校に合格してくれれば、親の(経済的な)責任も残り6年間になる見込みです。

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社会人になってクルマ遊びに明け暮れた20代、家族と仕事と色々でうつ病っぽい事もあった暗中模索の30代、コロナが猛威を振るう中でも少し気楽に趣味や自分の為の勉強が出来る余裕ができた40代もそろそろ終盤です。このまま行くとどんな50代を過ごすのでしょうね。飛行機代がもう少し安くなって、日本ともっと気軽に行き来ができる様になるといいなと考えながら、遠くから娘の受験での健闘を祈っている駐在員です。

 

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