南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンの運転免許取得

2019年3月の情報です。

フィリピンではルールがコロコロ変わるらしいので、何かやるときには出来る限り最新情報の入手に努め、最後は運を天に任せてみましょう。

 

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用意した書類

 

まず私のケースは

(1)フィリピン在住在勤

(2)ビザ更新月3月(更新日から1週間後)

(3)日本の普通免許所持

(4)現地人サポートあり

(5)日常会話程度の語学力(英語)

 

最初に事前準備。

●大使館で免許証の翻訳証明を取る

費用:950ペソ(約2000円)

難易度:簡単(日本語で取れる)

所要時間:30分(申請)。5分(受取)。

注意:翌日以降の交付なので2回行く必要があります。

 

●各種証明書コピー

(1)パスポート写真のページ

(2)パスポートビザのページ

(3)外国人雇用許可証(AEP) 表裏

(4)社員証 表裏

(5)日本の免許証 表裏

(6)納税者ID 表裏

*私は(6)が申請中で無かったのですが、TIN番号があれば大丈夫でした。

難易度:簡単(会社のコピー機で現地スタッフに作ってもらいました)

 

●当日の流れ

書類(上記のコピー類とそれぞれの原本)を持ってLTO(Land Transportation Office)に行く。

私は勤務先から近い、CalambaのLTOに朝9時ごろに行きました。

 

まず現地人サポート(会社の運転手さん)が受付でいきなり交渉(必須なのか、普通に行けるのかわかりません)して、所長室に通されました。

※外国免許証からの書き換えなど、あまり一般的ではない手続きなので所長の対応になったのではないかと思います。袖の下などを渡した訳ではなく、会社の運転手さんも別に特別なコネがある訳ではありません。

 

所長室では所長から勤務状況や住所、パスポート、雇用契約などを質問されて、「総合的に判断して」免許証取得の要件を満たしているかを確認されました。「左ハンドルに乗れるか?」とか謎の質問をされましたが、「別に問題ないと思う」とでも応えておけば大丈夫でしょう。海外での運転経験があったり、日本で左ハンドルに乗った事があれば、自信を持って「問題ない」と答えられますね。

 

ポイント

以降1年以上フィリピンに居住する予定である事が証明出来るか?

  →私はビザの更新月だったためほぼ問題なし。正確には残り11カ月と2週間ほどの有効期間でしたが、別にokみたいです。

  →一緒に行った上司は更新月まであと10カ月だったので、会社の契約期間などを説明して納得してもらっていました。

  →もし雇用契約が1年以上あれば、会社との雇用契約書のコピーを持って行くとビザの残り期間が短くてもスムーズに行くかもしれません。

 注意

ここでは申請者以外付き添えない様なので、最低限の英語力は必要です。

逆にきちんと質問に答えて、自分が1年以上フィリピンにいる予定で、運転そのものは全く問題ない状態である事が説明出来れば、多少の書類の不備があっても切り抜けられるかもしれません。

難易度:用意した書類により簡単〜やや難しい

 

 

次に敷地内の健康診断受付で400ペソ支払って領収書をもらい、身長体重と視力聴力などを測定(ドラッグテストはありませんでした。)し、証明書を貰いました。

 

そして申請書を記入→呼ばれた窓口で写真撮影、指紋と署名の登録、853ペソ(約1850円)の手数料と免許証発行費用、諸費用を払って待合室で待っていると名前を呼ばれて免許証が渡されました。

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ポイント

申請書はApplication for Driver’s License という書類で、住所氏名生年月日と身長体重、国籍性別、電話番号と納税者番号、申請区分(A New)、免許証区分(2 Non Professional)、血液型、臓器提供意思、婚姻有無、髪色、目の色、肌の色、生まれた場所、両親や配偶者の名前、勤め先の名称と住所、電話番号を記入しました。

難易度:最低限の英語力があれば簡単

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健康診断は現地人サポートのヘルプが受けられるので、語学力は必須ではなさそうです。

難易度:簡単

 

窓口では多少の会話があったので、ある程度英語が出来ないと多少手間取るかも知れません。

難易度:最低限の英語力があれば簡単

 

健康診断と窓口での確認、支払いは大して時間がかからなかったのですが、免許証受取に1時間程度待たされて、結局免許証を受け取ったのは11:15くらいでした。

 

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ちゃんとしたプラスチックのカードが即日交付されました。

 

特に運転する予定は無いのですが、ビザの更新中はパスポートと外国人雇用許可証を預けてしまう駐在員の身では、いつも持っておけるValid IDはひとつの安心材料くらいにはなりますね。

 

費用総額

2203ペソ(4600円くらい)

万一に備えて1年毎に国際免許証を申請(2400円)する必要も無くなります。

 

オマケ

日本の免許証の原付のところにチェックが入っている人は、所長室での面談で上手く交渉すれば区分1の2輪免許(排気量制限無し)も一緒に取れちゃいます。

私はありませんが、日本で原付→普通免許の順番で取った方は是非頑張ってみてください!

 

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