一般論っぽいタイトルの記事ですが、残念ながら私自身が通算4回目のPCR 検査でついに陽性判定を受けてしまい、現在フィリピンの某有名病院に入院しています。
細かい経緯は端折りますが、土曜日の夕方に「感染が確認される前の陽性者」と会社の事情で1台の車に同乗(お互いマスクは着用)した際に感染した可能性が高い様に思います。
感染元と思われる方が日曜日の夜に陽性判定を受け取り、すぐに濃厚接触者として私も月曜日朝PCR検査→自宅待機、火曜日の夜には自分も陽性で有ることがわかりました。
彼との接触が幸い土曜日帰宅時だったため接触後感染確認まで出社しておらず、会社での感染者の再生産は避けられた状況でしたが、1番の問題は自分の身の振り方でした。
ぼやぼやしていてバランガイ(日本での町内会くらいの自治体)に検査結果を知られると、仮設隔離施設に収容される可能性があります。(現在マニラ首都圏では自宅隔離は色々と条件が有り、感染拡大防止のため原則入院又は仮設隔離施設へと収容されるルールになっており、隔離施設では食べ物と寝る場所は確保されますが、当然エアコンレス、電源やセキュリティも外国人にとっては色々心配な環境です)
という訳で、まずコンドミニアムにも何も告げずに、陽性の検査結果を受け取った翌水曜日の早朝には一路BGCの金持ち病院に自分のクルマで乗りつけて緊急外来を受診、とりあえず安全な大病院の個室に入院となりました。海外渡航者保険が有るし、医療サービスのサポート契約も有り、もし保険が下りなければ当然全額会社で負担して貰うので、いくらかかってもこの際気にしない。ビバ駐在員(そもそも駐在員じゃなければこういう感染の仕方はしませんけど。。。)
既にコロナ陽性のPCR 検査結果をもっているにもかかわらず、緊急外来では色々書類を書いて、血圧、心電図、血液検査から胸部x線までやって改めてPCR検査(人生5回目)。多分この辺で既にお会計10万円軽く超えてるでしょう。金がある患者なら「念のため」検査てんこ盛りで高額請求一丁あがりのフィリピン方式ですね。
当地の医療エージェントサービス会社にあとで聞いた話では、医療費が自己負担になる可能性がある場合は、PCR検査結果を誰にも言わず自宅で10日間引き篭もり、重症化しない事を祈りながら過ごす外国人も結構いるらしいです。
基本的には外国人向け高級コンドミニアムは自宅隔離を認めない(病院の診断書が必要)みたいなので、コンドミニアムにバレてバランガイへ連絡、仮設隔離施設送り。。。なんて事態はなるべく避けたいですね。
その後なんだかんだで2日間お泊まりして、最初の陽性判定から4日経過した金曜日の午後、相変わらず何の症状も無いため、ただの宿泊客になっており、病院側の医者や看護師さんも(これ以上儲からないからか)、「診断書書いてあげるからボチボチ退院して自宅隔離にしようか」的な雰囲気になってきました(笑)。
駐車場に置き去りの愛車MR2、ボロいけど、それでもこんな時に自分専用の移動手段が有るのは何より心強いです。
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ココでシーンが変わって金曜日の夜現在、自宅で書いています。
コンドミニアムの賃貸の代理人を経由し、管理課とも話がついて、病院で診断書を書いてもらい正式に自宅隔離が認められたため、荷物をまとめてさっさと自分で運転して帰宅、結局BGCの金持ち病院には2泊のお泊まりとなりました。余談ですが、私は日本でも一度も入院治療を受けた事が無く、フィリピンで生まれて初めての入院経験になりました。
内容が内容なのでだいぶ長い記事になってしまいますね。大まかな流れは上記の通りなのですが、ここで一旦切って、費用や検査などの細かい報告は次回の記事にしたいと思います。
珍しく誰かの参考になるかも知れない駐在員のコロナ罹患体験記、引き続きお楽しみくださいませ。
フィリピンで駐在員が陽性になると②
https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2020/12/19/184959
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