久しぶりに日記のようなネタから離れて、一歩引いて第三者目線でフィリピンに住んでいる駐在員生活を眺めてみようと思います。皆さんこんにちは、フィリピン駐在員のwanです。
もう3月ですね。私がフィリピンに赴任したのが2018年の3月なので、ボツボツ5年になる様です。フィリピンの3月はとても良い季節で、雨が少なく気温も高すぎず、とても過ごしやすい日々です。
出張で何度も訪れたことがあるとはいえ、赴任してから最初の1年は生活に慣れる事だけで精一杯だった気がします。日常会話程度の英語が出来たからこっちでの生活がスムーズに始まった、とかいうシンプルな問題ではなくて、会社が変わり、生活環境が変わり、文化風習言語が違う環境で、あらゆる意味で常に緊張感が抜けず自宅に戻ってドアの鍵を掛けた瞬間にやっとひと息、という日々だったように思います。
このブログを始めたのが2018年の8月なので、住み始めて半年弱くらい、少しだけ余裕が出てきたくらいの時期だと思います。自分が日本人で、いつも日本人の価値観を忘れないように、という意味合いもあったかも知れませんね。
他の国はどうなのかわかりませんが、5年間住んでみても、やはり日本人にとってフィリピンは住み易い土地とは言い難い気がします。
私の場合、大手企業の期限付き赴任とは異なり長期にわたるフィリピンで生活基盤を整える事も含め、お金関係やクルマの運転、日本人以外の友人関係などの構築にも色々と気を配って来ましたが、やはり文化風習と言語の壁は厚いですね。
別にこの5年間で第2の母国と決めたフィリピンが嫌いになったわけでも無く、ここでの生活に飽きたわけでもありません。はっきりとアウトサイダーである事を自覚し、自分の価値観を大切にしながらも引き続きフィリピンに住まわせて貰いながら自分のできる事を少しずつ、楽しみながらやっていきたいと思います。
フィリピンへの移住を考えている方もいらっしゃるかと思いますが、ただ親日で気候が良く、物価が安いという観点でのみフィリピンを見ていると、こんな筈じゃ無かった、という後悔に繋がりそうな気がします。もちろん素晴らしいところもたくさん有りますが、大変な部分もたくさんある国なので、よく考えて色々試してから決断される事を強くお勧めします。
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