赴任先はもちろん、勤める会社や仕事の内容によって本当に様々なので無責任に自分のケースだけでお伝えしてしまうのは誤解の元になる気がしますが、今までのお仕事で関わってきた海外工場の人々の話も交えながら少し書いてみようと思います。
私は中学校の頃から英語が苦手教科の一つで、自分が海外で仕事をする事になるとは全く想像していませんでした。
他の駐在員の皆さんを見ていても、元々海外志向が強い人はあまり多くない印象です。
基本的には会社の指示で(本人の意思はわかりませんが)駐在している方がほとんどなので、当たり前かもしれませんね。
前職では日本人なら誰でも知っている大手企業で、30歳で中途入社してから10年少々、主に製品の設計開発のお仕事をしてきました。
自分が設計に関わった製品が海外で生産されているという状況にどこか他人事の様な違和感を感じながらも、現地工場には常に日本人駐在員がいて、たまに出張で訪問すると色々と面倒を見てくれました。
当時出張先は北米だったのですが、正直私程度の英語だと、北米で仕事をするのは非常にシンドイ気がします。
逆に正しい発音や聞き取り能力がいずれは身につくかもしれませんが。。。
また、北米の工場で働いているワーカーのみなさんは見た目もポパイみたいな強そうなのが多くて、愛想もないので、片言の英語で話しても伝わっているのやらいないのやら。
その後社内異動で違う事業部に行き、フィリピンの工場に出入りするようになるのですが、北米とも日本とも違う工場の様子にとても驚いたのを覚えています。
第一印象はとにかく工場が「女性ばっかり」。
業種により差はあると思いますが、人数で考えると、おそらく工場で働いているうちの80%以上が女性だと思います。
技術者も女性、営業も購買も計画も製造も品証も女性で、わりとニコニコしています。
日本だったらまだ大学生くらいの女性たちが、家計を助ける為に1日10時間も工場の立ち仕事をしているのを見ると、自分も頑張らなきゃなぁと思います。
あ、少数派ではありますが、もちろんちゃんと働いている男性もいます。全体的に既婚でしっかり頑張っているお父さんが多い印象です。
日本とは逆で、若い男性の社会進出を真面目に考えた方が良いと思います。彼女達と同年代の男子は日中は一体何をしているのでしょうねぇ。
そんな中に外国人男性(おっさん)がポンと入って行くとどうなるかというと・・・、なんだかとてもフレンドリーで全然変な気を使わなくて済むんです(笑)
しかも元々外国人が多い国な上に、日系企業に勤める現地スタッフはそもそも下手な英語に慣れている様で、頑張ってちゃんと聞こうとしてくれます。
色々と先入観で見てしまいがちな東南アジアではありますが、一度中に入ってみるとまた違う感想を持てると思います。
写真は前職のフィリピン工場のセキュリティの男性、仕事中もこんな素敵な笑顔の日本人ってどれくらいいますかねぇ。
フィリピン赴任について
https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2018/09/22/100629
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