南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

ロックダウン下のフィリピンからの脱出②

その①の続きです。読み返してみると何も問題なくスムーズに帰国した印象の記事になっておりますが、実際には1番最初のワクチン接種予約からトラブルだらけでした。

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まず7/19 フィリピン時間午前11時にweb予約受付が始まって、早速アクセスしてみましたが、サーバー混雑により、結局予約入力が出来たのは夕方4時くらいで、「8月後半に1回目」というスケジュールでした。

一緒に予約を試みた同僚は8/6の1回目を予約できたため、もはや限定品の先着順インターネット販売みたいな「運次第」の様相でした。そこから往復の飛行機の手配やフィリピン帰国後の隔離用ホテルの手配、帰国中についでに受診する健康診断の手配を関係各方面に依頼して、帰国に必要な書類や手続きの準備をはじめました。

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まず厄介なのが厚生労働省指定フォーマットのPCR検査陰性証明の入手。出国便フライト時刻から72時間以内の検体採取である必要があります。フィリピンでは最近だいぶ早くなってきたとはいえ、通常検体採取から結果連絡まで24-48時間かかり、結果連絡後に厚生労働省指定フォーマットの証明書原紙を受け取りに行かなければならない為、結構ギリギリになります。特に羽田行きPR422便や成田行きPR428などの朝便だと、空港に行く前に証明書を受け取るのも難しいですし。

私の場合、幸い会社が保険を掛けてくれているので、費用の心配をせずにいつもお世話になっているとても親切で日本語証明書発行の対応が出来る「多分フィリピンで1番治療費が高い病院」でPCR検査をお願いしました(現在フィリピンでは海外在住邦人支援事業として、無料でPCR検査を手配してくれるサービスがあります)。

私は元々週に4便しか無い羽田行き、月曜日発のPR422を予約していたので、前週金曜日の午後にPCRの検体採取して、月曜日の午前4:45頃空港に行きました。


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さすがにコロナ関連でルールが変わって。。。というトラブルは想定されていましたが、「小笠原近海の海底火山噴火によるフライトキャンセル」とか予想出来ないですね。旅行代理店経由でチケット予約をしていて、欠航の決定が深夜だったらしく連絡も来ませんでした。空港で係員さんの胸ぐらを掴んだって何の解決にもならないので、とりあえずメールアドレスだけ伝えて段取りをやり直す為にさっさと帰宅しました。

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 さて、検体採取から72時間ルール、金曜日の午後から72時間だと月曜日の午後までに出発しなければ期限切れ、でも月曜日は日本に着陸する全便欠航。早速詰み。

次は苦労して予約した在外邦人ワクチン接種事業(外務省管轄)の日付変更を専用webサイトから試みますが、2週間先まで既に埋まっている状況でした。これも詰み。

 ダメ元でとりあえずワクチン接種事業の相談窓口に電話してみると「ワクチン接種予約については、やむを得ない事情が有れば現地で申告して貰えれば柔軟に対応する」との有難い回答でした。。。詰んでないかも?

 

その③に続きます。

 

その③

https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2021/08/21/113605

その①

https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2021/08/20/154028

 

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