南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

南国駐在員のメリット、デメリット

珍しく連投してみます。ちなみに「メリット/デメリット」=日本では「良いところ/悪いところ」のイメージの言葉ですが、英語のニュアンスだと「advantage/disadvantage」の方が日本で言う「メリット/デメリット」に近い気がします。

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さて、東南アジアで駐在員をやっていて「良いところ」って何でしょうね。私はフィリピン以外の東南アジアを知りませんが、やはり一年中暖かい(暑い)気候というのは日本にいる限り(たとえ沖縄に住んでいても)望むべくも無い違いだと思います。肩凝りや腰痛、古傷の痛みなど、冬に辛くなる不調は大幅に改善されること請け合いです。もちろんスギは無いので花粉症からも解放されます。

物価は買うものや地域によって異なると思いますが、全体的に人件費が安い為、マッサージや散髪、タクシー等人件費が主のサービス業については日本より安価な事が多いと思います。

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フィリピンに限って言えば、サービス業に加えて酒とタバコが安いです。どちらも日本の半額以下なので、ビールとタバコをこよなく愛するおっさんには有り難い限りです。

雨は降りますが、雨季でも日本の梅雨時の様に一日中降り続くことはほとんど無く、土砂降り→晴れという感じなので、外出中に雨が降ってきたらしばらく何処かで雨宿りをしたり、出掛ける前なら少し出発時刻を遅らせる程度で、雨の中出歩くことを避けられますね。

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1番大きなデメリットは、もちろん言語や文化の違いだと思います。多少英語や現地の言葉が話せても、根本を理解し、文化風習まで理解出来るほど現地語が話せる日本人は多く無いと思います。安全にも関わってくる部分なので、最初に持ってきました。自分自身はともかく、家族を帯同される場合などは事前によく考えておく必要があると思います。

続いてやはり健康と医療、衛生の問題でしょうか。日本の医療水準と健康保険制度、衛生管理は世界でも有数の高レベルだと思います。例えば東南アジア駐在中に脳梗塞等を起こした場合、生還率は日本にいるときより大幅に下がるでしょう。ましてや単身赴任だと、誰にも気付いてもらえないですし。

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病院や設備そのものは、おそらくどの国でもカネさえ払えば高水準の医療機関を見つける事はできると思います。駐在員の医療費なんてどうせ保険でカバーされますしね。

食べ物の問題はメリットでもありデメリットでもありますね。日本と同じレベルの刺身や和牛を食べるのは難しいけど、日本には無い珍しい食材もたくさんあります。楽しめる人もストレスを感じる人もいると思います。私が駐在しているフィリピンだと、不味い訳では無いんですが、全体に脂っこくて塩辛いので健康面での心配から、フィリピン料理は平日の会社の食堂での昼食のみにする様努めています。マニラの様な大都市に住むと外国人が多く、レストランやデリバリーも各国の様々なものがありますので、フィリピン料理を全く食べなくても困る事は無いですね。


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好んで東南アジアに駐在する人は多くないとは思いますが、もし駐在することになったら折角の機会と考えて、メリットを充分に享受し、デメリットをなるべく小さくする様生活を組み立てていけると良いですね。

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