南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンのコンドミニアムでの自宅隔離②

記憶が薄れないうちに続きの記事を投げる事にします。①の記事ではPCR陽性判定受領から行き先の決定と入院連絡、病院への移動までの流れを書きましたが、本稿では退院時の流れと、社会復帰までの予定を書いていきます。

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私の場合は、(あくまでも推定ですが)感染後4日目に入院、6日目に退院したと考えられます。明らかな感染者と明らかに密閉空間に長時間という状況がすぐに発覚したため、後から考えるとえらく早期の退院でした。下手するとまだ潜伏期間中ですから。。。

それはさておき、医師の方から「心電図やレントゲンに異常もないし、無症状だと病院で出来ることも無いから退院する?」と言う有り難いオファーを受けて、さっそく準備を開始しました。

まず医療エージェントにコンドミニアムが自宅隔離を受け入れるのか、それに必要な書類は?という確認を依頼、医師には自宅隔離の法的な問題やリスクなどの有無を確認し、診断書(medical certificate)を作ってもらいました。診断書(内容によらず?)が有れば帰宅できる旨コンドミニアムの管理課に裏を取ってからの退院となりました。

 写真の診断書は味もそっけもなく、名前と年齢性別、入院期間と「12/24までの隔離を完了させる事」と言う一文のみでした。出来れば「12/25からは社会復帰して良し」って書いて欲しかったのですが。。。

 

自分の車で病院に行ったので、当然自分の車で退院です。コンドミニアムの管理課に到着予定時間を事前連絡して、病室からは看護師さんが他の患者さんと遭遇しない様駐車場までエスコートしてくれ、セキュリティが荷物のカートを押して駐車場内も監視(サポートかも)して車が動き出すまで1人にはならない体制でした。

当然他人様に迷惑をかけない様に、寄り道せずにコンドミニアムの駐車場に到着。次は管理課の監視の元で自室まで移動して無事に自宅隔離開始しました。

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さて、自宅隔離が約1週間続くわけですが、デリバリーの食料や配達物はコンドミニアムのセキュリティガードが部屋の前まで届けて置いていってくれますので、食べ物の心配は無さそうです。私の場合食材の在庫がある限りはほぼ100%自炊なので大きな問題は無いでしょう。

トイレットペーパーや歯磨き粉などの雑貨類が切れたら微妙に困るかも知れませんが。。。

対面受取は出来ないけど、食べ物などを廊下に直接置かれるのも嫌なので受取コーナーをドアの前に設置しました(笑)。

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ちなみにゴミも自室のドアの外に出しておけば回収してくれるそうです。

というわけで元々の引きこもり体質のおかげでさして不自由もなく隔離生活を開始しました。

暇な事以外は。。。

あまりに暇なので、もうクリスマス休暇なのに仕事したりしてみたり、日本から持ってきた愛用の包丁を研いでみたり、通販サイトのLazada で無駄な買い物をしてみたりと、何とか時間つぶしをしながら隔離終了を待っています。

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 隔離終了時の対応についても少しコンドミニアムの管理課と揉めたのですが、一応「12/25からは通常通り行動してよし、後日PCR検査で陰性になった証明を提出する。」という事で落着しました。なお隔離期間中は毎日CESU(City Epidemiology Surveillance Unit)の担当から電話かテキストメッセージが来て、体調をモニターされています。

 

数少ない読者の方が、いざ陽性の判定を受けた時に「何をしていいかわからない」とならないように、感染〜隔離終了までの全体の流れをざっとまとめてみました。どなたかのご参考になれば何より幸いです。

 

陽性判定から入院までの話

https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2020/12/22/173328

 

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