南の島のブログ

東南アジア在住のおっさんの戯言

フィリピンに駐在する事が決まったら①

先日某SNS掲示板で、「フィリピン駐在が決まったのですが、何を持っていけばいいですか?」という投稿を見かけたので、一応駐在員として3年弱フィリピンに住んでいる私なりに、真面目に考えて回答を記録しておこうと思います。※掲示板には短めに回答しました。

 

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まずいくつかの前提条件によって異なりますので、掲示板などで的確なアドバイスを期待するなら最低でも質問時に下記の条件を予め書いておくと回答側もイメージしやすいと思います。

 

(1)既に駐在員が居る職場への赴任か、新規立上げでの赴任か

 →これはとても重要です。既に同じ条件で赴任者が居るなら、その方に聞くことも出来るし現実的なサポートも受けられるので掲示板で聞くのはあくまでも参考程度で良いと思います。逆に新規立上げ等の場合は、全て自分で調べて準備する必要があるためかなり大変だと思います。

(2)赴任期間は何年くらいになりそうか

 →これもどの程度フィリピンに根を下ろして生活環境を整えるかに直結します。極論すれば半年〜1年くらいだったら、現金だけ持ってくれば多少の不便や無駄遣いは有っても、良い経験をして帰任できると思いますので。一方無期限や3年以上の長期間に渡りフィリピンで生活するなら、無駄なコストやストレスを避けて安定した快適な生活環境を手に入れる為に、しっかり事前調査をして後悔の少ないスタートを切りたいですね。

(3)住む予定の地域

 →これは「マニラ」「セブ」などの地域情報に加えて徒歩圏内に飲食店が多数ある様な都市部かそれとも郊外かで必要な準備に若干の差がある為です。まだ住居が決まっていないケースもあるかと思いますので、わかる範囲で書いておくと適切なアドバイスもしやすいですね。

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(4)会社の規模とどの程度のサポートが期待出来るか。

 →大手企業でフルサポートが期待出来るなら、大半のフィリピン在住日本人より恵まれた状況だと思います。必要な物を後で日本から送ってもらえるなら最初は極力物を持ってこない方が楽です。

 

前置きが長くなりましたが、私と同じケース、(1)既に駐在員あり(2)3年以上の長期(3)マニラ都心居住(4)中小企業の場合を中心に書いていこうと思います。

 

(A)お金関連の準備

まず長期赴任で有れば絶対に必要なのは、ペソやドルと日本円の換金、送金方法です。何らかのトラブルが起こった時に、自分が海外にいて本人確認が出来ない状況では、新規口座開設や送金方法の確立は非常に難しいです。残念ながらフィリピンでは、どれだけ注意していても運が悪ければ事故や犯罪などのトラブルに巻き込まれることはあり得ます。言い方は悪いですが、最悪自分の身を守る為には「金を払って済ます」という選択肢を持っておく方が万一の際に安心できるとおもいます。※「金で解決するなんて言語道断」と思われる潔癖な方は、そもそもフィリピンどころか海外赴任に向かない気がします。常識を共有できない海外に長期間住むなら、「自分の安全」以上に優先するものは有りません。

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という訳で、海外送金ができる銀行のネットバンキングの事前手続きは基本です。海外からでも日本の銀行振込が出来れば、その他の送金方法をフィリピンで準備する事もある程度は可能になります。最近お金の移動や口座開設にはマイナンバーを要求される事が多い様ですが、住民票を海外転出してしまうと、マイナンバーが失効してしまいますので、お金関連はしっかり事前に考えて準備しておいた方がいいです。

 

長くなってしまったので、一旦切って後日続きを書きたいと思います。

 

続き②

https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2020/12/24/095609

 

#フィリピン #駐在員 #赴任前の準備 #お金関連 #色々な海外赴任のパターン