赴任して14ヵ月目になりますが、未だにフィリピンの庶民の足として最も有名な「ジープニー」には交通手段として乗ったことがありません。(取引先の工場で構内移動用のものに1回乗せて貰った事はあるのですが)
道を走っているジープニーの前と側面の黄色い部分に書いてある、行き先やルートを確認して手を挙げて停めて、素早く乗り込む→降りたい場所で天井を叩いて運転手さんに合図し、料金を隣の乗客経由で支払って素早く降りる。
という大まかなルールは知識として聞いてはいるのですが、いやぁ正直ためしてみる度胸がなかなか湧きません。「時刻表と路線図と運賃表とバス停」が無い路線バスみたいなものでしょうか？
横向き座席でサスペンションもガタガタなので、腰痛持ちの身ではハードルが更に上がります。
基本的には高速道路が必要ない程度の、市内〜隣接地くらいの短距離移動用みたいです。
料金は10ペソ(20円)くらいからとか。
ジープニー
続いて「トライシクル」。これは赴任前に現地の友人と一緒に行動していて乗った事があります。行き先を伝えて値段合意すれば乗り降りやルートに悩む必要は無いので、まだ気楽かもしれません。揺れや乗り心地は写真から想像できる通り相当シンドイです。長くても数キロまでの利用がほとんどで、通学などの場合は乗合いになる様です。料金は十数ペソ(30-40円)くらいから？
トライシクルのサイドカー部分から撮影、まわりにもトライシクルがいっぱいです。
私が住んでいるマカティ市内では、トライシクルはほとんど見かけません。もしかすると何か規制があるのかもしれませんね。
日常生活の私用での移動はもっぱら「タクシー」になります。暑い中歩くのも別に嫌いではないのですが、買い物帰りでビールや飲料水を買ったら1キロ程度の距離でも迷わずタクシーを使っています。街中を流している、白や黄色、赤などのVIOS(日本のヴィッツのセダン版)が普通のメータータクシーです。土地勘の無い外国人は遠回りされたりするらしいので、基本的には知っている地域やルートでしか使いませんが。。。
初乗り40ペソ(90円)です。
ホテルからの移動の場合、自分で停めないでガードの人かフロントに頼んで停めてもらうのが良いです。一応タクシーのナンバーを控えてくれるのでトラブル抑止に効果的だそうです。
フィリピンでもバスは走っていますが、日本の路線バスの役割よりは、かなり長距離用途に寄った交通機関の様です。シートも前向きの観光バススタイル。
とはいえ街中で手を挙げて停めているのを見かけるので、短距離用途で使う人もいるのかな？
鉄道が発達していないフィリピンでは、数百キロの旅行や帰省もバスを使う場合がほとんどの様です。※トイレはついていません。
料金は距離によって大幅に差がある様ですが、よほど長距離でない限り100ペソ(210円)を超えることはないみたいです。
会社のイベントなどの移動で乗りますが、座席が狭くてエアコンが効き過ぎていいイメージが全くないです。
私用で少し遠出、あまり詳しくない場所に行くときなどは、もっぱら配車アプリでクルマを呼ぶ事が多いです。なお、グラブカーはタクシーではなく一般の自家用車で、普通免許の人が運転している事は忘れない方がいいです。タクシーよりキレイなクルマが多いですが、運転手の腕はピンキリです。料金とルートはアプリで事前にわかりますし、乗車記録や運転手の登録情報も記録されますのでタクシーと比較するとトラブルの心配は少ないと思います。料金は80ペソ(170円)くらいから。
◼️注意
マニラ市内から郊外への移動は多少距離があっても行ってくれますが、周りにGrabのクルマが走っていない場所へ呼ぶ事は出来ません！遠出する時は帰る方法をよく考えておきましょう。
フィリピンで最もポピュラーな配車アプリ「Grab」の配車画面。
あとはMRT/LRT(都市鉄道)があるのですが、一度乗ってみた記憶はあるもののだいぶ前の事なのですっかり忘れてしまいました。
長くなってしまったので、次の機会があればアップデートしたいと思います。
バスに乗ってみた話
https://summer-island-wind.hatenablog.com/entry/2019/06/01/120850
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